日本刀の購入は古美術刀剣から居合刀を販売する専門店、刀剣春日堂へ
2007/12/9 霜華塾
落ち葉にも 紅一点と 染井かな
・紅葉も温暖化の影響があるよう
テーマは各時代の映り、各時代匂い
鎌倉初期から江戸期の映りと、
各時代の匂いの違いなどは
高度の知識です
古美術刀剣鑑賞には不可欠です
則房の乱れ映りは鮮明であり、
手持ちが優しく荘重感がありました
●
12月鑑定刀
長さ:二尺三寸
種別:刀
姿:反りやや付く
茎:生ぶ
鋩子:少し乱れて小丸に返る
刃文:丁子・蛙の子丁子に鎬筋まで高くやき、
刃文に高低差つき匂いしまる
鍛え:小板目細かく美しく、映り少しつく
★
ヒント:この同一派は大阪にも一派がある、
この作は江戸に移り住み、
兄弟は備前伝等を得意とし写す
【答】平19年11月鑑定刀・・・広光 貞治五年
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2007/11/4 霜華塾
萩の露 ひたすら愛す 秋瑾
・萩の露は代名詞です(沸え付くことをいう)秋萩の露
とも言う。
広光の特徴である露のように刃文に沸えが付くこと
を表現した
・秋瑾は(美貌で革命家であり、刀剣愛好家として有
名であり、寶刀歌など詩人でもある)
秋瑾は夫・子供を残し31歳と早すぎた命。愛惜、感銘日本に留学し武術・教育・工芸学び、ひたすらに民族を敬愛し激しい情念を持ち続けた人
今回の鑑定刀
・特別重要刀剣
相州住人広光 延文五年
・重要刀剣・清麿
その他名品揃い
希少な清麿を霜華塾において多数拝見できました
鱗雲の空は青く暖かな秋日でした。
●
11月鑑定刀
長さ:一尺四寸
種別:脇差
姿:平造り、三つ棟、身幅広くやや反り付く。
茎:生ぶ。目釘穴2個 内埋める
鋩子:乱れて深く返る、棟飛び焼きあり 三つ棟
刃文:互の目丁子に沸え付き、皆焼に焼き金筋・砂流しはいる
鍛え:板目に杢目まじる地沸え地景つき
★
ヒント:ひたすら焼き、沸えが良くつくとろなど
【答】平19年9月鑑定刀・・・国広
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2007/9/9 霜華塾
名刀に幽邃見るは戦国武将の幻か
「国広は豊臣秀吉・石田三成に抱えられ、
康継は徳川家康に庇護されたと伝えられている」
テーマは鍛えの美
戦国時代から江戸時代に活躍した鍛えに
特徴のある名匠の鑑定刀でした
1号刀 重要刀剣
脇差
日州住藤原国広 天正十七年八月日
彫物:毘沙門天
2号刀 重要刀剣
刀
和泉守藤原兼定作(のさだ)
永正十二年二月日
3号刀 重要刀剣
刀
国広
4号刀 特別重要刀剣
刀
於武州江戸越前康継
(金象嵌)二ツ筒落 中川左平太(花押)
5号刀 重要刀剣
刀
津田越前守助廣 寛文九年十二月日
正解とへ導く
●
9月鑑定刀
長さ:70cm
種別:刀
姿:鎬造り・庵棟・中切っ先延びる。身幅広く反り浅い。
茎:生ぶ。先栗尻。鑢目筋違い。棟よりに大きく二字銘
鋩子:乱れこみ小丸に返る
刃文:小たれ調に互の目交じり、小足葉入り、
沸え良くつき、砂流しかかる
鍛え:板目肌立ち地沸えつき、地景はいる
★
ヒント: 肌立ち、ザングリする
【答】平19年7月鑑定刀・・・長曽祢虎徹入道興里(はね虎)
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2007/7/28 霜華塾
キラ"キラ"と照り、重なり合う葉の間からの
虹輪光は眩しかった。
ふと、如輪杢と重なり思ふ照重に
肌物と称されている鍛えがある。
今回はこの肌ものをテーマした鑑定刀でした。
一般には肌物には、月山のあや杉肌が良く知られていますが、その他にも肌ものと称される鍛えがあります。
意外と知られられていないのではと思われる。
各時代とそれぞれの肌もの(鍛え)の特徴をあらわしていた鑑定刀に少し戸惑いもあったようだが貴重なお勉強になりました。
●
7月鑑定刀
長さ:一尺五寸
種別:脇差
姿:身幅尋常・重ねややあり・反りは棒反り
茎:生茎 年紀 裁断銘あり
鋩子:中切っ先
刃文:焼きだし直ぐに長く大小互の目繰り返し
並び焼き、沸え深く刃明るく冴える
地:良くつみ小杢目
★
ヒント: 刃文、姿に特徴あり
【答】平19年5月鑑定刀・・・長光
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2007/5/20 霜華塾
矢車の鳴り響くは、今は葉桜が五月晴れの空に舞う
今回のテーマは、比較。
(国・時代が同じだが系統が違う)作との比較。
(国・時代・系統が同じ)の刀匠の作を比較し刀身から茎について姿・地刃の違いと特徴の説明でした。
五畿七道一回りしてしまったと微笑しながら話す。
熱意が伝わった。これこそが「街道をゆく」ですね
五畿七道は鉄の交通でもある。
その鑑定刀は重要刀で有名刀匠だが、古名刀を写しているところと南街道などと、作が古出来なところが刀匠の特徴をつかむのが難しかったかな。
数回入札した事は進歩するには不可欠です。
関心しました。
●
5月の鑑定刀
長さ:2尺4寸
種別:太刀
姿:元先幅差あり、踏ん張り有
茎:生茎 在銘
鋩子:三作鋩子
刃文:互の目に丁子刃やや横手焼き浅く、葉つき、金筋はいり、
小沸えでき
地:乱れ映りつき、地沸え付く
鍛え:板目に杢目交じる
★
ヒント:鋩子、刃文にあり
【答】平成19年3月鑑定刀・・・出羽大掾国路
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2007/3/25 霜華塾
待ちに待った桜の開花は遅れた。
気象庁の開花予報は通念からもはずれ
明日のお天気予報さえもあたらない。
これを鑑定用語では、(時代違いイヤ)に等しい。
古刀なのに新刀と時代が違い、同じ系統、街道でもない。つまり全て、はずれた事を言う。
今年2回目霜華塾では、塾生の成績は(当たり)。当りとは(一ノ札)1回で作者を当てた「正解」した事を言う。
今回のテーマは慶長新刀
鑑定出題に慶長新刀をテーマに出題刀をいただき、
ワンステップ上の知識を得た。
慶長新刀の名刀、刀・脇差・短刀・の特徴の見方をご指導をいただきました。
慶長新刀の新刀との違い説明。
真剣に聞く
●
3月の鑑定刀
長さ:1尺4寸
種別:刀
姿:反り付き身幅あり、重ねある
茎:生在銘
鋩子:乱れ込み先尖り火焔に返る
刃文:尖り五の目逆かかり砂流しつき、焼幅高く沸えやや荒く働きある
地:板目に流れ交じる
彫り:棒樋に添え樋
★
ヒント:堀川一門
【答】平成19年1月鑑定刀・・・銘:一文字助宗
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2007/1/21 霜華塾
新年会を兼ねて、19年の初回の鑑定会でした
大きな窓には穏やかな光がそそぐ
< 一年の成果に光耀く日 >
新年の鑑定刀のテーマは刃文「丁子」でした
福岡一文字・江戸新刀・大阪新刀・新々刀時代の其々の丁子刃の特徴と比較でした
高度のお勉強でした
天位賞=倉本さん頑張りました。同点の方がいましたが、無欠席で参加していただきました
地位賞・人位賞=は皆さんが殆ど同じ点でした
成績優秀です。皆さん始めから入札してきた事が良い成績につながってきた
塾生は「鎌倉期からの武人が所持していた思うだけでも わくわくする。このような名刀を充分に触れ、説明を受ける事が出来た。この刀は名刀だと 分かる様になりつつある今が嬉しくおもう」
●
1月の鑑定刀
長さ:2尺4寸
種別:太刀
姿:反りに踏ん張りややある。身幅あり豪壮である。
茎:磨り上げ 切銘
切先:中切っ先
鋩子:猪首で乱れ込んで掃きかけ小丸にかえる
刃文:蛙の子丁子に丁子刃尖り風に高低あり、葉・足長く入り金筋あり、映りあり、小沸え出来
地:小杢目にやや柾心あり。映りあり
彫り:棒樋あり
★
ヒント:備前の系統にも、くつかに別れ、刃文にも特徴あり、長船の光忠などが影響を受けた系統です
【答】平成18年11月鑑定刀・・・銘:山浦正行
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