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霜華塾 新着情報

2020/01/26 霜華塾 霜華塾についてはこちら

令和2年第一回霜華塾と新年懇親会を1月26日、 犬山市の入鹿の里で開催。
今年の冬はまだ雪が降らず、窓から見える入鹿池には、ボートで釣りを楽しむ人が大勢見られる中で、今回は5本の名刀を鑑定、鑑賞した。

◇鑑定刀
1号 太刀 無銘 三池  
2号 大磨上無銘 保昌 金象嵌  
3号 太刀 額銘 備中国住次直 金象嵌  
4号 短刀 当麻 (朱銘)
5号 脇差 於南紀重国造之  

【1号刀】古極め、光常折紙があり、三池と極まる。
鎌倉中期の作と見える。
一見すると鎌倉期の畿内の刀工と見るが、棒樋が太く浅いこと、丸棟は九州独特のものである点を見落とさないようにしたい。
この特徴を捉え、1の札での当たりが2名。
お見事です。
三池と言えば、前田家伝来の大典太、久能山東照宮所蔵の徳川家康所持、ソハヤノツルキが有名。
三池は平安期から室町期まで続いており、三池極めで目にするものは、平安期は誠に少なく、本刀と同様に鎌倉期以降のものが多い。

【2号刀】柾目肌がうねるように流れ、地沸厚く、沸出来の直刃などを見れば、保昌と見ることはできる。
刀剣書籍などには、保昌在銘の太刀、刀は現存しないと書かれているものがあり、刀、太刀で保昌と極めにくいことがある。
しかしながら江戸期の押型には在銘作が掲載されており、金象嵌からも慶長ごろに在銘の太刀を磨上げたことがわかる名品である。

【3号刀】次直個銘当たりはわずかであったが、独特の肌 、映り、姿、刃中の逆足などから多くの人が1の札で青江。
霜華塾の皆さんは、青江についてはよく理解されているように感じる。
次直=逆丁子が多いと理解していることからあえて次直としなかった人もいたのでは。
歴史上で著名な人物の差料であり、非常に貴重、健全であった。

【4号刀】平造り、三つ棟、地金は小杢目詰み、大板目流れる。のたれ調の小乱れ、刃縁ほつれる。
地刃に小沸つく。
小沸出来だが、本刀のように古刀期のものには映りがあるものもある。
ベテランさんは1の札で当麻と極められていた。

【5号刀】今回、最も難問であった。寸延短刀で多くの人が南北朝期とみていた。
正解者は僅かに1名のみ。
慶長新刀とは見ず、古三原、大和系の短刀への入札が多く見られ、2の札以降で国包などの入札がみられた。
重国は大和系の出身者だが、短刀は郷写し、志津写しなど相州伝の写し物に名品が多く、大和伝を思い浮かべるのは非常に困難だったのでは。
大ベテランさんが3回入札しても当たらないほどの難問であった。

今回は難問が多く、最高点・天位は90点。
今年最初ということで、全員が希少な刀剣書籍などを賞品としていただきました。
【執筆・塾生:堀場起成様】

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