日本刀の購入は古美術刀剣から居合刀を販売する専門店、刀剣春日堂へ
2006/11/12 霜華塾
旗はパタパタ翻り、竹はザワザワと大きく揺れ、落ち葉の走り去る音は晩秋の風
今回の鑑定刀は、6振り
出題刀の6振り全て、名品の清麿でした
山浦正行・源正行・清麿・源清麿の銘
清麿の命日11月14日 42歳(自殺)
一度に鑑定会に6振りの清麿の出題刀は、稀少的である 作刀期が短かった清麿は、作品が少ない。
塾生は、
「他の鑑賞会・鑑定会に長年参加してきたが、初めて清麿に触れ感動した」
「二振り三振りは清麿とわかったが、他は弟子または一派と思った。全部、清麿とはビックリした」
「佐野美術館で虎徹と清麿展を見に行ったが霜華塾で手にして鑑賞が出来とは思わなかった。嬉しかった」と話す。
清麿の多種の作風をこれだけの数を身近に拝見ができ美術館で拝見する事があっても、手にとり茎まで拝見でき鑢の特徴などのレベルの高い説明があった。
今までに、霜華塾は鑑定刀として清麿は多数の出題刀があった 欠席された方には、残念!
●
11月の鑑定刀
長さ:2尺4寸
種別:刀
姿:やや反りがある
茎:生茎
切先:中切っ先
鋩子:乱れ込んで乱れて尖り掃きかけ地蔵風に深く返る
刃文:丁子乱れに足が入り砂流し幾重に走り、金筋あり、沸えでき
地:板目に流れる地景あり
彫り:棒樋に添え樋あり
★
ヒント:新々刀の名工。備前・相州伝を写す事得意、鋩子頗る上手、ふくら枯れるところ彼の特徴でもあり、迫力があり。地、強い。
【答】10月鑑定刀・・・・・銘:吉次(中青江)
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2006/10/01 霜華塾
秋雨がしとしとと降り桜葉も衣替、秋の訪れを感じた。
鑑定刀の説明について、其々の鋩子の特徴の説明がありました。
今回の鑑定刀には、石堂一門の江戸・紀州・筑前など、同時に拝見できた事は大変良い成果を得た事でしょう。このように、明確に比較が出来た鑑定刀でした。この刀を拝見すると、名匠として育生、指導し成し遂げた一門であった事がわかる。
●
10月の鑑定刀
長さ:2尺1寸
種別:太刀
姿:やや、ふん張り弱し、元先差ややあり、中反り
茎:磨り上げ 在銘
切先:小切っ先
鋩子:やや尖りぎみに小丸に返る
刃文:直ぐ刃に小乱れ刃中にはたらきあり
地:杢目に段映りつく
★
ヒント:段映り付くところなど特徴があり、鋩子・刃文などに
【答】8月鑑定刀・・・・・銘:「一」 吉岡一文字
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2006/8/27 霜華塾
そびえ立つ、この樹木は夏を何回迎えてきたのだろか。共存には「平等」が不可欠!
人間の勘違いと身勝手に、この樹木が絶つ事にならないよう共存を心から願う。
古名刀の在銘の同国であるが系統の違いなど、名品揃い 今回の鑑定刀に古名刀との見所・魅力が理解できたのでは 古名刀は手にとり、じっくり拝見する事で古刀の素晴らしさがわかる。
鎌倉期名刀の銘をズバリ、一の札で当り。
成績優秀の塾生が増えました。
古名刀の茎の鑑賞は稀少である。古名刀の銘は雅美ある銘を拝見し銘のお勉強にもなった事でしょう。
●
8月の鑑定刀
長さ:2尺1寸
種別:小太刀
姿:腰の反り踏ん張り有り
茎:生茎
鋩子:匂いに小沸えが付き小丸に返る
刃文:匂いに小沸えできに蛙の子丁子に丁子に小足と金筋がはいる。やや躍動感が少ない
地:小杢目に小乱れ映りあり
★
ヒント:高低差の刃文が特徴。同一派ある
【答】7月鑑定刀・・・・・銘:津田越前守助広
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2006/7/17 霜華塾
梅雨前線、真っ只中。
雨の一日でした 木曽川は増水し、これからの出番を待つ、泳ぎ名人の鵜もビックリ!
今回の鑑定刀は、彫りの名人、彫り同作の南北朝期の作と、新々刀の彫り物の平脇差の作などの彫りは素晴らしく、強く繊細で美しい彫りなので感動しました。滅多に拝見する機会がない、平脇差でした。
山城の特徴である、沸え映りが鮮明で、刃も明るい古刀の彫りと新々刀の彫りの違いを記憶にとどめておくと良い。彫りのお勉強になったことでしょう。
一振りの刀剣に多くの見所、魅力がありました。
塾生からの質問など受け説明しているところです。
なかなか鋭い良い質問をしていました。
●
7月の鑑定刀
長さ:2尺3寸
種別:刀
姿:反り少しある
鋩子:小丸に返る
刃文:直刃沸え深く、少しのたれ裂かれたような焼きだしがある
地:細かく砕いた如く鍛え肌は細かく、地金明るく、無地風に鍛えで美しい地肌です
★
ヒント:地は頗る明るく良く、刃にも特徴がある
【答】6月鑑定刀・・・・・直胤
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2006/6/4 霜華塾
水無月なのに、五月晴れのような日差しに、さつきは満開でした。
鑑定刀7振り
新刀と新々刀の鑑定刀でした 名工が古名刀を写した作などに、鑑定入札に、時代違いなどの回答をみます。今回、鑑定刀の虎徹は、特徴と言えば虎徹鋩子にあるが、札を見ると難しい虎徹だと思われる。
地金、鍛え、刃をみて、虎徹とわかる。
名高い刀匠は古名刀を研究し、写しをしている。
地金の特徴は言葉で説明するには困難なところがある。本で勉強して名刀を数見る事は不可欠です。
作者の茎の特徴など鑑賞をしている。
意外と茎に関心をもたない事が多い。
茎は大切な所です。
●
6月の鑑定刀
長さ:1尺
種別:短刀
鋩子:乱れてやや尖り返る。出来が良く上手な鋩子です。
刃文:肩落ち互の目に尖り刃交じり沸えでき
地:小板目に大板目交じる。渦巻き風の地肌
彫り:すっきりと彫られた3本樋と梵字の自身彫りがある
★
ヒント:初期には濤乱刃を焼き、古名刀などの備前物を写す。
師匠は古名刀の名品を制作し有名です。
【答】4月鑑定刀・・・・・一竿子忠綱
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2006/4/2 霜華塾
今日は犬山祭り。あいにく雨で期待の山車は見れず、そんな雨のな中、濡れながら桜の花は咲いていました
鑑定刀拝見
毎回、多数の出席があり、刀剣談議も弾みます
前回のおさらいと、新々刀期の中でも勤王刀時代の特徴の説明がありました
●
4月の鑑定刀
長さ:1尺7寸
種別:脇差
反り:やや付く
鋩子:中切っ先、直ぐに小丸にやや深く返る
刃文足長丁子沸え出来 焼き出しあり
地:小杢目
★
ヒント:彫りの名手です
【答】2月鑑定刀・・・・・次郎左衛門尉勝光
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2006/2/11 霜華塾
今日は比較的暖かく木曽川も穏やかに、良い天気に
恵まれ最上階からの景色です。
塾生が山本元帥の生誕の地で全国大会150名の出席者の中で刀匠の聾長綱の研究の成果を発表した。
皆さんが驚いた顔をしながらも、共鳴していただけて喜んでいました。彼は勘も鋭く良く勉強をしている。
先生から発表の事を説明していただき塾生の皆様か
ら拍手を受けました。
霜華塾に参加して頂き、このような機会に成果の発表ができた事が先生も協力してきた事など私も同じく、この上ない喜びを感じ励みなります。また、塾生に手話が出来る方がいまして会話が盛り上がり楽しかった。
ご盛況でした。
今回は、室町時代初期から末期の特徴のお勉強と大阪新刀1期から3期までの作の特徴など貴重な説明をしていただきました。大阪新刀の名品揃いでした。
入札鑑定
コーヒー休憩
●
2月の鑑定刀
長さ:1尺9寸3分
種別:脇差
鋩子:乱れ込み一枚鋩子に深く返る
刃文:複式互の目
地:杢目つむ流れ乱れ映りあり
彫り:五字の彫あり
★
ヒント:腰に彫り物が多いのも特徴です
【答】1月鑑定刀・・・・・日州古屋住国廣作
(天正十四年)
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2006/1/15 霜華塾
毎年、入会があり塾が盛り上がり嬉しく存知ます。
塾生の皆さん今年も霜華塾を宜しくお願い申し上げます。
新年霜華塾の鑑定刀
太刀・定利(綾小路)光忠折り紙付き
太刀・助国 歴史的有名人の所持伝来
刀・月山・在銘・室町時代年紀
刀・虎徹 その他名刀揃いでした
入札鑑定の結果は皆さん良く少しの差でした。
今回、地位賞を受賞した塾生は三年前、入会時は刀剣知識は全く無く、刀の手にとって拝見する事など無かったのではと思われる程でしたが今では鑑賞力・鑑定知識が身に付き成長を楽しみにしています。
また、これからの人生のお役に立てればと心から願っています。
初心者の方には刀を鑑賞していると同時に指導している
この方法が分かりやすく良い方法です
新年鑑定会皆さん真剣でした
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1月の鑑定刀
長さ:2尺1寸2分
種別:刀
鋩子:乱れ込み小丸にかえる沸えでき
刃文:小五の目尖り刃交じり物打ち辺りは焼深く飛び焼き小さく所々にあり匂いでき
彫り:表・裏に自身彫
地:小板目つむ、刀は肌美しいく彫にも特徴がある
★
ヒント:この刀は肌美しいがザングリ肌が特徴です
また、彫にも特徴があり、一見末相州、末備前にも見える
【答】11月鑑定刀・・・・・吉岡一文字
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