●9月鑑定刀
長さ :2尺5寸1分
種別:刀
国 :肥前
時代:江戸時代初期 慶長
姿 :鎬造、庵棟、身幅やや広めに、重ね厚く、元先の幅差少なく、鎬筋高く、長寸にて、反りつき、中鋒延びごころとなる。
鋩子:たるみ込み、小丸に返り、先よく掃きかけ、やや深く焼き下げる。
刃文:のたれを基調に互の目・小互の目交じり、足・葉よく入り匂深く、小沸よくつき、処々強くつき、金筋・砂流しかかり、刃縁に喰違刃・二重刃・打ちのけ・湯走りなどさかんに交え、匂口明るく冴える。
鍛え:板目肌、地沸細かに厚くつき、地景しきりに入り、地斑調の肌合い交じり、強い鍛えとなる。
茎 :生ぶ、先栗尻、鑢目勝手下がり、目釘孔一。
★ヒント:埋忠明寿弟子
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