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霜華塾 新着情報

2016/12/03 霜華塾 霜華塾についてはこちら

平成28年6回開催。現在27名の塾生の皆様熱心にご入札され、好成績を収める事が出来ました。

鑑定刀のテーマ:古刀の見所

鑑定刀
1号 短刀 来国光 特別重要刀剣
2号 綾小路 特別重要刀剣
3号 脇指 備前国長船勝光宗光
延徳三年二月八吉日
 
4号 備前国長船祐定作
永正十年二月吉日
 
5号 備前国長船新拾郎祐定作
天正四年二月吉日
重要刀剣
御入札
1号: 1の札当り4名。他、新藤五国光。
2号: 1の札当り5名。他、一文字。
3号: 1の札当り8名。他、忠光。
4号: 1の札当り13名。他、清光。
5号: 1の札当り13名。他、石堂。

古刀ならの地刃の働きを認識する鑑定刀でした

(薄氷 履むが如しや 戦国を)

【句エピソード】
沸え映りが鮮明の来国光は秀吉が上杉景勝に贈られた由緒ある名品でした。
戦国時代、豊臣政権を垣間見ました。

12月鑑定刀
長さ :2尺3寸1分
種別:刀
国  :備前
姿  :鎬造、庵棟、身幅、重ね尋常、鎬筋高く、切先やや延びごころとなる。
鋩子:小丸に返る。
刃文:複式に丁子刃に尖り刃・互の目交じる・足・葉よく入り匂深く、金筋・匂口明るく締まり、冴え匂いでき。
鍛え:小板目肌よく詰んだ精美な鍛えに地沸細かに映り付く。
茎 :生ぶ、先栗尻、目釘孔一。

【答】
平成28年9月鑑定刀・・・肥前国忠吉
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2016/9/25 霜華塾 霜華塾についてはこちら
鑑定刀のテーマ:肥前刀
初代・肥前国忠吉銘の変成

鑑定刀
1号 肥前国忠吉 重要美術品
2号 肥前国忠吉 重要刀剣
3号 脇指 武蔵大掾忠廣
寛永三年二月吉日
重要刀剣
4号 肥前国住陸奥守忠吉 特別重要刀剣
5号 肥前一文字出羽守行廣
阿蘭陀鍛
重要刀剣
 
御入札
肥前刀に対して固定的概念を感じました。

1号: 1の札当り8名、国広。
2号: 1の札当り7名、国路、兼光。
3号: 1の札当り13名、虎鉄、興正。
4号: 1の札当り17名、初代忠吉、助広。
5号: 1の札当り13名、初代忠吉。

前回のおさらいも兼ねて、肥前国初代忠吉の刀匠としての人格を表している銘(秀岸銘・五字忠吉銘・武蔵大掾銘)の変成のハイレベルの教示を受けました。

(秋澄むや 槌音響く 佐賀の空)

【句エピソード】
佐賀藩主鍋島家の御用刀工の肥前国忠吉は、藩業として抱えられた最上大業物は、秋澄む大気のようでした。

9月鑑定刀
長さ :2尺5寸1分
種別:刀
国  :肥前
時代:江戸時代初期 慶長
姿  :鎬造、庵棟、身幅やや広めに、重ね厚く、元先の幅差少なく、鎬筋高く、長寸にて、反りつき、中鋒延びごころとなる。
鋩子:たるみ込み、小丸に返り、先よく掃きかけ、やや深く焼き下げる。
刃文:のたれを基調に互の目・小互の目交じり、足・葉よく入り匂深く、小沸よくつき、処々強くつき、金筋・砂流しかかり、刃縁に喰違刃・二重刃・打ちのけ・湯走りなどさかんに交え、匂口明るく冴える。
鍛え:板目肌、地沸細かに厚くつき、地景しきりに入り、地斑調の肌合い交じり、強い鍛えとなる。
茎 :生ぶ、先栗尻、鑢目勝手下がり、目釘孔一。
ヒント:埋忠明寿弟子

【答】
平成28年7月鑑定刀・・・国広
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2016/7/17 霜華塾 霜華塾についてはこちら
鑑定刀のテーマ:慶長新刀
鑑定刀
1号 短刀 出羽大掾国路 重要刀剣
2号 国広 重要刀剣
3号 於武州江戸越前康継 重要刀剣
4号 肥前国住武蔵大掾忠広
寛永三年
重要刀剣
5号 肥前国住陸奥守忠吉 特別重要刀剣
御入札  
1号: 1の札当り5名、親国貞、国広。
2号: 1の札当り6名、国路、兼光。
3号: 1の札当り5名、虎鉄、正俊、繁慶。
4号: 1の札当り3名、虎徹、助広。
5号: 1の札当り18名、初代忠吉。

(夏の陣 天下分けめの 西東)

【句エピソード】
鍋島家伝来品の肥前国住陸奥守忠吉は傑作。
地・鍛えは見事。
刃文は迷いのない直ぐ刃に茎の美。
新刀初期の第一人者国広は、秀吉の五奉行の一人石田三成に抱えられる。
また、徳川家から葵の紋受領した於武州江戸越前康継の南蛮鉄。
共に天下人のお抱え刀匠の名品でした。

7月鑑定刀
長さ :2尺3寸8分
種別:刀
国  :山城国(京都府-南部)
時代:江戸時代初期 慶長8年頃 1603年頃
姿  :鎬造、三ツ棟、身幅広く、元先の幅差あまり目立たず、身幅の割に鎬幅広めとなり、鎬やや高く、踏張りごころがあり、反り浅めにつき、中鋒延びる。
鋩子:直ぐ状に丸く、極く浅く返り、沸づいて先掃きかける。
刃文:焼低く、浅いのたれを主調に小互の目・尖りごころの刃など交じり、僅かに小足入り、沸つき、処々荒めの沸を交え、細かに金筋・砂流しかかり、部分的に湯走り交じり、匂口沈みごころとなる。
鍛え:板目に杢交じり、肌立ってザングリとした独特の肌合となり、地沸よくつき、地景細かにさかんに入り、かね黒みをおび、刃区下より斜めに水影が立つ。
茎 :生ぶ、茎棟を削ぎ、先刃上がり栗尻、鑢目大筋違、目釘孔二中一埋。
ヒント:中興の三傑

【答】
平成28年5月鑑定刀・・・井上真改
                        
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2016/5/15 霜華塾 霜華塾についてはこちら

夏浅し、樹木は生き生き青葉の季節ころ
平成28年第3回の霜華塾を開催しました。

鑑定刀のテーマ:映りと地沸
鑑定刀
1号 太刀 無銘:次吉 重要刀剣
2号 短刀 備前国長船住彦左衛門尉祐定
永正八年二月日
 
3号 井上真改
延宝五年八月日
重要美術品
4号 脇指 井上真改
延宝五年八月日
重要刀剣
5号 脇指 肥前国住陸奥守忠吉  
御入札  
1号: 1の札当り5名、延寿、来。
2号: 1の札当り2名、兼光、左。
3号: 1の札当り6名、親国貞、国広。
4号: 1の札当り6名、虎徹、助広。
5号: 1の札当り8名、助広、ほか。

(沸々と 大海原に 雲の海)

【句エピソード】
大阪正宗こと、井上真改の邃くわきあがる
雲海ごとく覇気に充ちた刃文に感銘。

5月鑑定刀
長さ :2尺2寸8分
種別:刀
国  :摂津
時代:江戸時代中期
姿  :鎬造、庵棟、身幅・重ね尋常に、反り浅めにつき、中鋒に結ぶ。
鋩子:直ぐに小丸に返り、先掃きかける。
刃文:中直刃を基調に浅くのたれごころをおび、匂一際深く、沸厚くつき、総体に金筋・砂流し・細かによくかかり、匂口明るく冴える。
鍛え:小板目肌最もよくつみ、地沸微塵に厚くつき、地景細かによく入り、冴える
茎 :生ぶ、先刃上り栗尻、鑢目大筋違に化粧つく、目釘孔一。
ヒント:父同様銘

【答】
平成28年3月鑑定刀・・・備前長船義光
                        
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2016/3/20 霜華塾 霜華塾についてはこちら

鑑定刀のテーマ:備前長船、南北朝期始終の変貌

1号 短刀 来国光・観応二年六月十三日 重要刀剣
2号 太刀 備前長船義光・貞治三年二月日 重要刀剣
3号 無銘(福岡一文字)  
4号 無銘(長船基光) 重要刀剣
5号 備州長船正光 重要刀剣

備前刀を学ぶに、南北朝期始終に活躍した兼光の一派と同国の一文字が出題され、応永に近づくこの時代の変遷について参考になる鑑定刀でした。
また、備前鍛冶「元重」が同時期に活躍している。

3号刀は形状に惑わされたのか、1ノ札に片岡一文字・守家・長義のご入札。2ノ札に福岡一文字のご入札。

初心者の方には備前の地・刃等の特徴を理解するに不可欠な鑑定刀と解説でした。

(長船の 弥生の空に 霞立つ)

【句のエピソード】
長船を拝見して、鮮明な乱れ映りは、備前の見所であり、匂いが映りをいっそう引き立てている。

3月鑑定刀
長さ :2尺5寸
種別:太刀
国  :備前国
時代:南北朝時代中期
姿  :鎬造、庵棟、身幅尋常、元先に幅差ややあり、反り浅めに中鋒
鋩子:のたれ込み、小丸に返る
刃文:角張る刃・小のたれ、小互の目・尖り刃交じり、総じて乱れが小模様、小足入り、匂口やや深く、冴える
鍛え:板目肌総じて詰みごころとなり、地沸よくつき、地景入り、地斑調の肌合を交え、乱れ映り鮮明に立つ
茎 :生ぶ、先刃上がり栗尻、鑢目筋違、目釘孔一、佩表棟寄りに長銘、裏に同じく年紀がある
ヒント:景光の子

【答】
平成28年1月鑑定刀・・・固山精良斎宗次
                        
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2016/1/31 霜華塾 霜華塾についてはこちら

愛刀家の真髄を共有する人を対象に2000年に始まり、平成28年第16回の霜華塾を開催致しました。

鑑定刀のテーマ:日本の名宝

1号 太刀 守次・平安末期〜鎌倉初期
備中の青江派の祖
2号 太刀 国安・鎌倉中期 山城粟田口 
後鳥羽院御番鍛冶
3号 平脇指 長谷部国平・貞治三年。
正宗の十哲、長谷部派の祖、
国重と同派
4号 丹波守吉道(京初代)
5号 固山精良斎宗次作之
天保七年

新年ふさわしい高雅の名宝を鑑賞。
鑑定書の記載を控えました。

成績
天位賞 90点 村井様・佐藤様
地位賞 85点 5名
人位賞 80点 2名

年々、塾生の問レベルは高くなりました。
講師から刀剣書籍。塾長から刀装具を贈呈

(深々に 雪間分けみる 澄肌の)

【句のエピソード】
守次を拝見して、幽邃の美・知的・精神は、日本の美の根源であり心髄と見解。青江の特徴、澄肌を認識する名刀でした。

1月鑑定刀
長さ :2尺5寸
種別:刀
時代:江戸時代後期
姿  :鎬造、庵棟、身幅・重ねともに尋常、元先の幅差あり、反りややつき、中鋒の延びた、太刀風の姿を呈す
鋩子:のたれ乱れ込み、小丸にかける
刃文:小互の目を主調に、小丁子風の刃交じり、足よく入り、匂主調に小沸よくつき、ややうるみごころに、金筋入り、砂流しよくかかり、匂口明るく冴える
鍛え:小板目肌よくつみ、杢少しく交じり、地沸よくつき、地景入り、精美な肌合いとなる
茎 :生ぶ、先浅い入山形、鑢目筋違に化粧つく、目釘孔一
ヒント:師は綱英。

【答】
平成27年12月鑑定刀・・・対馬入道常光
                        
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