●5月鑑定刀
長さ :1尺1寸
種別:脇指
時代:江戸時代初期 慶長
姿 :表:切刃造・裏:平造、庵棟、身幅・重ね尋常に寸延びて、反り浅くつく。
鋩子:直ぐ調に浅くのたれ、小さく小丸に返る。
刃文:刃棟側の両側より、小のたれ調に小互の目・小丁子風に・尖り刃など交じり、部分的に両側の焼き刃に迫り、飛焼をさかんに交え乱れ、皆焼状を形成し、小足よく入り、匂い勝ちにわずかに小沸つき、細かな砂流しかかり、小さな飛焼交じり、棟一面に焼く。鍛え:小板目肌つみ、地沸微塵につき、地景よく入る。
茎 :生ぶ、先浅い栗尻、鑢目大筋違
★ヒント:末相州鍛冶の影響を受けている。
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