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霜華塾 新着情報

2014/11/09 霜華塾 霜華塾についてはこちら
鑑定刀のテーマ:虎徹の変成

鑑定刀
1号 長曽祢入道虎徹・寛文
金象嵌・切断銘(重要刀剣)
2号 長曽祢乕徹入道興里・寛文
3号 長曽祢興里入道乕徹・寛文(重要刀剣)
4号 脇差 長曽祢乕徹・寛文
5号 山浦正行・弘化
虎徹の焼き出しが異なる作が有りましたが、満点が多数。
霜華塾では虎徹の古刀写しなど、多く虎徹をご入札。
その成果が虎徹の変成に答える事がきました。
3号刀は、乕徹の代名詞「乕徹の数珠刃」その物でした。
乕徹の見所は、沸え・小沸え深く刃明るく、良く冴え、揃った互ノ目乱れは乕徹の数珠刃と称す。

(傘触れば 玉とつらなり 秋の雨)

【句のエピソード】
傘に触れるたら、玉とつらなり落ちた晩秋の雨、濡れた落葉は珠色に鮮やかでした。

11月鑑定刀
長さ :71.0cm
種別:刀
時代:江戸初期
姿  :鎬造、庵棟、身幅広く、反り浅く、小沸えよくつく、中鋒。
鋩子:横手上わずかに焼き込み、浅くのたれた小丸。
刃文:互ノ目乱れ、足良く入り、珠数刃、足太く、匂い深く、小沸えよくつく。
鍛え:板目、よくつみ、地沸え良く付く。
茎  :生ぶ、先刃上がり、鑢目勝手下がり、目釘孔一
ヒント:細い鏨。彫の名手。

【答】
平成26年9月鑑定刀・・・初代:丹波守吉道
                        
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2014/09/07 霜華塾 霜華塾についてはこちら
鑑定刀のテーマ:一門の相違

鑑定刀
1号 初代:勢州桑名住村正(重要刀剣)
2号 初代:丹波守吉道(特別重要刀剣)
3号 脇差 法橋藤原来金道
4号 山浦真雄:安政3年(特別重要刀剣)
5号 栗原筑前守平朝臣信秀
1号刀 尻懸則長・保昌・重国。
2号刀 全員1の札当り。
3号刀 殆どが1の札当り・正俊
4号刀 1の札真雄・清麿・清人・信秀。
5号刀 殆どが1の札当り。
1号刀は、難しかったようでした。
霜華塾始まってから初代・村正は始めての出題刀は数少ない貴重・有名な刀でした。初代:勢州桑名住村正の刀を記憶に残していただければと思います。

刀の回答は、前前回の清麿のおさらいに。
山浦一門、それに近い師弟の作の特徴を習得。

(御簾透おし 里はいにしえ はるか美濃)

【句のエピソード】
初代:丹波守吉道と法橋藤原来金道を拝見して、関刀匠の歴史をかいまみました。
父(兼道)は美濃関を離れ、子を連れ京に移住。
其の子は、簾刃を考案した創始、初代吉道は、丹波守を受領。
兄弟、一門は繁栄を築き上げた美濃関の名刀匠は、有力な諸大名のお抱え刀匠なり、殆どが関を離れ、継承は江戸期には、たえつつあった。

9月鑑定刀
長さ :40.0cm
種別:脇差
時代:江戸初期
姿  :鎬造、庵棟、身幅広く、重ね厚め、先反りよくつき、大鋒に結ぶ豪壮。
鋩子:表は、浅くのたれて小丸に返り、裏は、直ぐ調に小さく乱れて倒れて返り、先よく掃きかける。
刃文:直ぐに短く焼出し、その上は互の目に小互の目・丁子風の刃、尖り刃など交じり、焼き高く、乱れ、華やかに、足入り、沸えよくつき、総体に叢沸となり、砂流し幾重にもかかり、刃縁に飛焼交じり、棟を焼く。
鍛え:板目、総じて柾がかり、処々流れ、肌立ちごころに、地沸厚くつき、地景入る。
茎  :生ぶ、先入山、鑢目勝手下がり、目釘孔一
ヒント:国、山城 一門は名高い。

【答】
平成26年7月鑑定刀・・・片山一文字 則房
                        
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2014/07/06 霜華塾 霜華塾についてはこちら
鑑定刀のテーマ:匂いと備前

鑑定刀
1号 無銘(備州住元重)
2号 太刀 則房(特別重要刀剣)
3号 長巻直し 無銘(但州国光)(特別重要刀剣)
4号 摂州住藤原助廣
5号 対馬入道知休常光
6号 脇指 備中守橘康廣(菊紋)
テーマ、各時代の匂いの特徴・違いを学習。

匂い・沸えは鑑賞・鑑定する上で基本です。
各時代の刀剣を直接感知する事が重要。
1号刀 1の札にて当り1名。青江:吉次・中青江・古青江・雲生のご入札。
2号 殆どの方が当りでした。
3号 1の札にて当り1名。長義のご入札多くあり。
4号 1の札にて当り2名。ソボロ助広の鑑定刀は珍しい。
5号 殆どの方が当り・同然でした。
6号 1の札にて当り多く、国助のご入札わずか見られました。

(夏霧の 山濤白く 冴えまさる)

【句のエピソード】
真実の美を見なす夏霧の澄みきった1滴を求めて。

7月鑑定刀
長さ :72.5cm
種別:太刀
時代:鎌倉期
姿  :鎬造、庵棟、身幅やや広く、重ね尋常、反り深くつき、中鋒。
鋩子:直ぐに焼詰め風僅かに返る。
刃文:丁子に互の目・小湾れなど交じり、足入り、総体に小模様となり、匂主調に小沸つき、砂流しかかり、金筋入り、匂口明るく冴える。
鍛え:板目肌、やや肌立ちごころとなり、地沸つき、地景入り、乱れ映り立つ。
茎  :磨上、先栗尻、鑢目;筋違、目釘孔三、佩表茎先第三目釘孔。
ヒント:備中国、今日は備前、一系統を成し、鎌倉時代中期の派を代表する刀工である

【答】
平成26年5月鑑定刀・・・細川正守
                        
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2014/05/11 霜華塾 霜華塾についてはこちら
鑑定刀のテーマ:清麿の変成

鑑定刀
1号 源正行 天保15年(重要刀剣)
2号 源清麿 弘化3年(重要刀剣)
3号 短刀 源清麿 嘉永2年
4号 源清麿 嘉永7年
5号 短刀 作陽幕下士細川正守 安政2年
答えは、殆の方が当り・同然でした。
優秀な成績には、霜華塾では鑑定刀に数十振りの清麿を鑑賞する機会に恵まれた証。
清麿の個性を理解出来ました塾生に誉。
清麿の魅力は、刀剣に対する真髄にあると考えます。古名刀に対する美学を体系し、個性確立を以て超越出来た人。

また、清麿の生涯・自刃の逸話など、講師は清麿展を通じて得た事に、清麿を支援された方々の貴重な話しも聞かせていただきました支援された方の審美眼は確かと見解。

(薫風に ゆれる沙羅の樹 ちりぬるを)

【句のエピソード】
美しく、シャープで、はかない清麿に諸行無常を思う。しかし、清麿を拝見して人のいつくしむ心により、永久不変で有る事を体験致しました。

5月鑑定刀
長さ :8寸7分
種別:短刀
時代:江戸時代末期
姿  :平造、重ね厚く
鋩子:乱込んで掃掛けぎみに小丸やや深く返る
刃文:互の目丁字に丁子乱れに沸深く、足よく入り、砂流しかかり、備前作域。
鍛え:小板目肌つみ、地沸つき、地景入る
茎  :生ぶ、孔一個。(刻印)
ヒント:父と同じく藩刀工となる

【答】
平成26年3月鑑定刀・・・新藤五国光
                        
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2014/03/30 霜華塾 霜華塾についてはこちら
鑑定刀のテーマ:国別の特徴

鑑定刀
1号 短刀 新藤五国光(重要美術品)
2号 短刀 包宗(重要刀剣)
3号 太刀 光忠(重要刀剣)
4号 正信「古三原」
5号 相州住広正・宝暦

国を鑑別する高度な勉強が出来ました。
1号:相州、2号:大和、3号:備前、4号:備後 、5号:相州と国別の映り・地・刃の形状と特徴の違いが理解するに貴重な出題刀でした。
1号: 新藤五国光のご入札多く当り。
他に吉光の札がございました。
2号: 包宗には、新藤五国光の札あり、大和五派の中の手掻派包宗の傑作を拝見いたしました。
3号: 光忠の答え、当り多く、他に同然の長光のご入札がございました。
4号: 問に、当り1名、包永・千手院の札。
5号: 当りのご入札多く、街道示す彫の勉強に。

今回は大変難しいが総合して良い札。
塾生皆様の熱心なご入札に関心致しました。
【句のエピソード】
毎回勉強するテーマを以ての名刀揃いの中、在銘・光忠の丁子は華やかで高貴な香りがただようような魅力を感じました。

     (誘われの 香気ただよう 春の風)

桜は春雨に濡れて、ひっそりとしていた。

3月鑑定刀
長さ :8寸5分
種別:短刀
時代:鎌倉時代後期
姿  :平造、三つ棟、内反り 重ね尋常
鋩子:直ぐに小丸
刃文:細直刃、総体に小沸よくつき細かな金筋かかる
鍛え:小板目肌よく詰んだ精良な鍛えに地沸厚くつき、地景入、沸え映り立つ。
ヒント:粟田口国綱の弟子とも云う

【答】
平成26年1月鑑定刀・・・片岡一文字
                        
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2014/01/19 霜華塾 霜華塾についてはこちら

会場「ル・パラディ」6階から望めば、木曽川の水冴え 、空も青く澄みわたり 、さざ波がたっていた。
景色は 、後鳥羽上皇の御番鍛冶(粟田口)国安と重ね合い(粟田口)の特徴を示す代名詞として。

(鉄青く 刃白し冴えて 梨子地肌)

話題は、「初めての刀剣勉強会の思いで」

最初はどうして時代 ・国 ・銘が分かるのか不思議だったとはなしていたが、新年鑑定入札には日州古屋之住国廣に「当り」。
国廣は、黒田官兵衛 ( 如水 )が豊臣秀吉の側近として天才軍師を発揮してた時と同じく、豊臣秀吉のお抱え鍛冶。
時の人に振れたようでした。
鑑定刀テーマ:うるみ・小沸え・沸え

鑑定刀
1号 太刀 国安(粟田口) (重要刀剣)
2号 太刀 則房(片山一文字)   (重要美術品)
3号 日州古屋之住国廣 年期(彫)
4号 短刀 国廣 作(彫)
5号 河内守国助 (初代)
6号 豊後守正全

1・2号刀は、国宝指定があり 、小沸え・沸え・うるみの意味を理解するに貴重な資料でした。
この体験は、時代の違いを理解するに、専門書を全て記憶しても事実とする現物と、それを比較する刀の鑑賞経験なくしては本質が分かりません。

新年の賞:先生から本10冊。
塾長から鍔・目貫を贈呈
萬点 120点
天位賞 100点
地位賞 95点
人位賞 90点
努力賞 85点
特別賞 80点
【1号】 1名「当り」。「能」綾小路定利のご入札
【2号】 殆どの方が「当り」則房。他、吉房・福岡
一文字・助真のご入札
【3号】 殆どご入札は1の札「当り」・「同然」
【4号】 殆どご入札は1の札「当り」・「同然」
【5号】 国貞系のご入札がありました
【6号】 同年代寛文に活躍した兼高のご入札
尾張刀の鑑定刀は珍しい。

1月鑑定刀
長さ :2尺3寸5分
種別:太刀
時代:鎌倉時代中期・建長頃
姿  :鎬造、庵棟、身幅やや広く、重ね尋常、反り深くつき、中鋒
鋩子:直ぐに焼詰め風僅かに返る。
刃文:丁子に互の目・小湾れなど交じり足入り、総体に小模様となり、匂主調に小沸つき、砂流しかかり金筋入り匂口明るく冴える。
鍛え:板目肌、やや肌立ちごころとなり、地沸つき、地景入り、乱れ映り立つ。
ヒント:鎌倉時代中期の一文字派を代表する刀工である

【答】
平成25年11月鑑定刀・・・一宗寛造之
                        
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