(酔いしれて 醒めて甘露は 秋の水) ※句のエピソード 清麿の地肌には特徴があり、 地景が顕著に現れ、美しい。 お酒好きが高じ名刀匠であるゆえ自らが命を絶った。
●11月鑑定刀 長さ:2尺6寸 種別:刀 姿:長寸で元先の差なし重ねあり 銘:在銘 茎長い 茎:生茎 切先:大切先延びる 鋩子:ふくらかれ、乱れ込んで尖り小丸に深く返る 刃文:丁子に互の目に小沸えでき刃明るく良く冴える 鍛え:杢目細かく整う ★ヒント:謹王刀・切っ先
酷暑のあまり少しの陰に涼を求める今日この頃にも関わらず、遠方から出席いただきました。
*句作のエピソード* 女性一行様は、炎天下にホテルをバックに記念撮影に日傘を逸る様子で放していた。
●9月鑑定刀 長さ:2尺4寸 種別:刀 姿:やや細身中反り、元先の差なし 銘:金象嵌銘 茎:大磨り上げ無銘 切先:中切先 鋩子:たるみ三作鋩子に小丸に返る 刃文:丁子に小互の目交り・逆足入り、 小沸えでき刃明るく良く冴える 鍛え:杢目に小杢目整い、わずかに映り付く ★ヒント:光忠の子
(雨の間に 夏霧煙り 映り立つ)
*句作のエピソード* 岐阜県のほぼ中央に位置する飛騨川、長良川の両河川に挟まれた山間の村です。 標高は中央部平地で海抜375m。 平地をなす和良盆地に向かう道中に、昨日に降った雨が連山から幽邃に霧が立ちあがる様子が「重助」に見る鮮明な乱れ映り付く地刃に見た。 木曽川には大量の水が威勢よく流れていました。
●7月鑑定刀 長さ:2尺2寸 種別:太刀 姿:やや細身中反り深く小太刀姿 銘:国銘あり。年号あり 茎:生茎 切っ先:小切っ先 鋩子:乱れて小丸に返る 刃文:丁子に蛙の子丁子・尖り刃交り・葉・逆足入り、 華やかである 刃小沸えでき明るく良く冴える 鍛え:杢目に乱れ映り鮮明に付く ★ヒント:鍛えと刃文。現存が数本と少ない刀匠