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美濃の刀匠と歴史
大島家と神事能・能装束の関係
摺箔・縫箔・金襴・銀欄などを施したきらびやかで、この時期は、豪華絢爛の桃山文化の特徴で、装束も一段と豪奢になった。

能装束については、「縫箔雪持揚羽蝶散し」寄進者は、関領主の大島家からとおもいます。

その理由については、大島家の家紋が「揚羽蝶」です。

能装束の制作年代とが略一致する大島家と春日神社とは少なくとも桃山時代から深い関りがあった。

春日神社の大祭に御神体が大島家、現在春日町一丁目(旧新町)にお旅になられ、一晩お泊まりになられる。
このような神事からも考えられる。

縫箔 雪持柳揚羽蝶文「国指定重要文化財」
縫箔 雪持柳松皮菱文「国指定重要文化財」 昭和31年6月指定 室町時代〜桃山時代
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金重と春日神社の創建の関り
一般に云われている創建(鎌倉中期1288年・正応元年)の神社の棟札により、伝えられているようだが、これに関わったとされている。

関刀祖の名工・金重と仰がえられ、大和出身とも云われている。 正宗に入門した時期(鎌倉末期)年齢は61歳と云われています。 春日神社の創建の年には金重は25歳前後とみる。

この以前には、金重は越前敦賀・清泉寺の僧となり法名・通阿弥と言う「元亀元年本」にも越前敦賀住と記載。

春日神社と金重とは、何等かの深い関係があったと思われる。
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金重は関の刀祖である
諸説の中、九州出身の元重が関刀祖とも云われているが、これは、疑問である。
元重の子が金重とも云う異説がある。これについては、現在の所、元重の刀は発見されていない。
元重とは、初代金重のことを言うのではないかと思われる。

金重は、関の刀祖である。初代金重の在銘は、一振りしか現存していない。
作は極めて稀である金重は後に、相州の正宗の門下十哲の一人となり著名。

金重については、後に、詳細に説明致します。

※ 尚、兼永(室町時代・応永)は春日神社に刀を寄進している。
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