平脇指 無銘(越州国行)南北朝時代 特別保存刀剣鑑定書/[Wakizashi] Munei (Esshu Kuniyuki)

鑑定書:特別保存刀剣鑑定書(公益財団:日本美術刀剣保存協会)
種別:脇指 (寸延び短刀)
時代:南北朝時代 貞治頃(1362~1368)
国:越前(現在:福井県)から 美濃国へ
銘:大磨上無銘

※研ぎご希望には応相談に対応致します。
(白い、うす錆は肉眼では見えずらいです)
※画像が荒くてご容赦の程

¥480,000 (税込)

本作の国行は貞治(1362~1368)ごろに越前で活躍し、国行は応安6年3月(1370)より同7年8月までの間に越前から美濃国に移住している。越州国行には(特別重要刀剣)に指定の「越前国藤原国行 貞治元年」の作と同一人物です。優秀作品です。地刃健全。

越前から美濃に移った、美濃物源流、現存する(関鍛冶刀祖)の金重がいます。金重より後に国行は美濃に移住しました。
本作は相州伝に近く、一見すると本作は金重(正宗の十哲の一人とされている)に似たところころあり、金重との関りを感じる一振りは古刀ならでの古調働きがあり、地刃などに見どころが潜在していて、魅力ある名刀です。

付記:同国越前には、越前来と云われている千代鶴の祖、国安は越前打ち刃物の創立者として千代鶴神社に祀られている。

鑑定書

特別保存刀剣鑑定書(公益財団:日本美術刀剣保存協会)

種別

脇指

時代

南北朝時代 貞治頃(1362~1368)

越前(現在:福井県)から 美濃国へ

大磨上無銘

形状

平造り 三つ棟 身幅尋常 重ね薄く 反りわずか

磨り上げ

寸法

31.6cm

反り

0.1cm

目釘穴

3個

刃文

小互の目に小のたれに刃に変化を持たせ、刃中に金筋現れ、飛び焼き、湯走りかかり、沸よくつく

鍛え

板目に流れ杢目交じり柾がかり肌たちごころに地沸えつく。

鋩子

乱れてわずか掃きかけ、尖り風に小丸にやや長めに返る

元幅

2.7cm

元重

0.4cm

先幅

2.2cm

はばき

銅と金着せ

彫り

裏表棒樋

白鞘

白鞘つくり

研ぎ

古研ぎ

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