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2024年07月03日

天下人の子 「結城秀康と一族・家臣」 福井県立博物館 (7月20~8月25日)

結城秀康 生誕450周年 特別記念展
福井県立博物館(7月20~8月25日)

テーマ:天下人の子「結城秀康と一族・家臣」

天下人の子小  001.jpg


展示品
国宝: 太刀 銘 国行 (号 明石国行)が展示
伝来: 結城秀康の6男大野藩主直良の子、松平直明(大野藩主)が、天和2年(1682年)に6万石で播州明石(兵庫県明石市)に6万石与えられ転封。その後、8万石加増となり、さらに将軍家親族となった。

展示品
太刀 銘 友成 金象嵌銘 「直政用之」 附
特別重要刀装具: 細波文(さざなみもん)燻革包(ふすべがわづつみ)豹尻鞘(ひょうしりざや)糸巻太刀 拵(いとまきたちこしらえ)
伝来 :関ヶ原合戦において秀康は最大の功績として家康から68万石を与えられ越前移封する。そして松平姓、葵紋・桐紋、本刀を拝領する。

その後、秀康の子直政公(3男 松江藩初代藩主)に渡り初陣(大坂冬の陣)の佩刀であったことが明らかで敵の大将真田幸村から敵ながら天晴と軍扇を受けた話は有名。その軍扇も展示される

豹尻鞘の口は萌黄地(もえぎじ)九曜紋(くようもん)金襴(きんらん)織りから、母が手ずから染めて与えた九曜紋の馬印(資料)と九曜紋金襴の添え縫い(荒縫い)が関連する。 ←見所です。いつの世も母が子に与える愛情は同じです。

九曜紋 小 001.jpg
松江歴史館 松江藩主 松平直政の生涯より

投稿者 kasugado : 2024年07月03日 17:14

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